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みなさん夏の終わりの海は好きですか?
僕は夏の終わりの海が大好きなのです
クラゲが多く、ヒトもまばらで、でも気温はまだ夏で
潮風が一番気持ち良い時期だと思います
湘南、茅ヶ崎で育った僕にとって海はとても身近なものでした
自転車をこいで数分いけば広がる太平洋
落ち込んだとき、何もすることがないとき、仲間と呑むとき
それこそ年中、海を眺めに行ったものです
といっても、僕は泳ぐことが得意ではないので、浜辺で遊ぶの専門ですが
写真を始めた頃にも良く撮りに行きました。
あ、夕暮れや波など、景色ばかりですよ!念のため
前回のオートハーフで、ハーフサイズカメラの魅力に気づいた僕は
金子さんにご相談
「ハーフサイズでカッコイイカメラありませんか!!」
そこで紹介されたのがこのカメラ。
1963年に発売された、OLYMPUSのPEN F
そのなかで、露出計とタイマーが付いたPEN-FT(1966)というシリーズ
現在ではデジカメで、宮崎あおいちゃんがイメージキャラクターをしてますね
あのカメラの大元と言えるべくカメラ
「このサイズでちゃんと一眼レフだし、ズイコーのレンズで写りもすごくいいですよ」
ちゃんと一眼レフ、、、
ズイコーのレンズは解放値1.8でとても好ましい
たしかにこのコンパクトなボディに反射板もしっかり、、、って横向き!?
なるほど、ハーフサイズだからか
レンズがど真ん中より少し横にズレているのは、レフレックスの機構がサイドにあるからなんだなぁ
などとその構造に感動しながら左手首をチラリ
骨折した左手首にはギブスがいまだ痛々しいのだけど
このPEN-FT、どう見てもマニュアル機で露出もピントも左手使うよなぁ
流石、「ちゃんと一眼レフ」
『どうだい?PEN-Fはカッコいいだろう』
と言わんばかりの笑顔の金子さんに
「前回同様、片手で使えるカメラは、、、」
などと言えず
とはいえ、この外観にとても美しさを感じた僕
今回はこのPEN-FTと散歩することにしました
千葉の茜浜という場所がありまして
クルマがあればちょちょっと行けるので
大学時代には仲間と海を眺めたりしに行ったのです
そんな場所にも最近はあまり訪れていなかったのですが
天気も良かったので久しぶりに行ってみようということに
今度は職場のトモダチ呼び出してみました。っと、また平成生まれか!?

「こんなコンパクトなボディに凝縮された技術がすごいよね」
「レンズをあえて真ん中ではなく、ちょっとズラしてるところがニクい」
「そしてあいてるスペースに可愛らしくシャッターダイヤルですよ!くぁー」
と、熱弁してみたものの
「何言うてるかわからん」
三重弁のヒトコトで一蹴されてみました
でもまぁPEN-Fのことは
「カワイイ?」
言ってたので良しとしましょう

さてさて、初心者に簡単な使い方だけ教えて扱えるカメラだとは思わないのだけど
お手並み拝見とばかりにPEN-Fを手渡してみる
晴れた屋外なので簡単に、絞りとシャッターはパンフォーカスで撮れるような設定にしておいた
カメラのファインダーを覗いて開口一番
「。。。画面ボケとる」
。。。教えたはずである
「いやいやいや、ピントリングまわしてくださいよ」
海に落とすなよーってか落ちるなよ!
という注意だけして観てたのだけど
一面、海ばかりなのに色んな物を撮っていた様で
そんな彼女が撮った写真がコチラ
気づけば今回は同じハーフなのにちゃんとタテ構図で撮ってたのね
初心者でも関係なく上手いよね?これ、いいじゃないですか!
ってか写ってる男性がイケメンですねぇ、、、僕だ!!
いやいや、なんにせよ色も構図もバッチリですよ
おそるべし!PEN!あ、と、ともだち?
余談ですが、大学の後輩にこのPENをこよなく愛する男がいたことを思い出しました
いまでも遊ぶくらい仲良いのですが
彼曰く
「PEN-Fのオプションの多さは男心くすぐられます」
だそうな。実際、彼のPENには、通常では無いはずのホットシューやらアングルファインダーやら色々なオプションが付いていたような。。。
う?ん、男子としては装備でカスタマイズとか、ちょっと燃えますね
実際のボディは、何処にオプションなんて付けるんだ?
というくらいシンプルで鮮麗されたデザインなのですが
そこにきてオプションが多く開発されるというのは
それだけこのPEN-Fが愛されてきた証拠になるのではないでしょうか
ちなみに彼に教えてもらうまで、絞りが何処にかいてあるかわからなかったのです
絞り値を観ると0-6の番号がふってあるだけだったので
まぁ0が解放でそこから1段ずつだろう、と
その予想は正しかったのですが、肝心の絞りは
「てるさん、これ下から観ましたか?」
真下に書いてありました
いやぁデザイン性、最高です
シャッターの巻き上げも、タイマーのボタンも
なによりこのちょっと横にズレたレンズが、、、(何回目だ)
そして個人的に、自分が物心つく前に
僕はこのカメラに出会っている気がするのです
このボディとシャッターにかすかな記憶があって
きっと、親戚の誰かがもってたんじゃないかな
赤ん坊かそこらの僕は、その記憶をなんとなく覚えている
自分の覚えていない所で、自分が出会ったことのあるカメラがいる
クラシックカメラの魅力のひとつだと思います
幸運にも、僕の生まれる前のカメラは無数にあります
それらひとつひとつに向き合って、あるいはシャッターを切ってみたい
そこに浪漫を感じれる僕は、とてもシアワセものだと思います
PHOTO&TEXT
by てる
つづく
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